子供から熟女まで、楽しい洋裁をお伝えしたいです。

Nさんの作ったウエディングドレス

Nさんは、「ここへ来ると命の洗濯ができるの」と笑顔でよく言ってくれました。
お嬢さんが結婚する時には、いそがしい体で、一生懸命ドレスを縫いました。
すてきなブーケも生のお花で作ったと、写真を見せてくれました。
ファッションショーへはいつも、楽しそうに出場してくれました。
けれど数年後、突然病気を宣告されたと、・・。
そうして2~3年の闘病の後、彼女はあちらの世へ旅立ってしまいました。
それから又何年か過ぎたのですが、先日、Nさんの次女さんから突然電話を受けました。
「結婚することになったので、お姉ちゃんの着たウエディングドレスを着たいけれど、サイズ直しができますか?」ということでした。「どこをどんなふうに直したらいいか、一度着てみてください」と私が言って、Nさんのふたりのお嬢さんがやってきました。
着てみてもらうと、ぴたりとして、全く直すところはなかったのです。
「あとはアイロンをかければいいのでは?」と言ってから、若い娘がドレスのアイロンがけなんて大変だろうな、と思って、私がしてあげますとつい申し出ました。
そのドレスが、今ここにあります。大きな襟がケープのように肩をおおっている愛らしいデザインです。なつかしいです。
Nさんが、空の上から、ああよかったと、きっと喜んでこの娘たちを見守っていると思います。

この記事へのコメント :

まなほっち
なんかすごい泣ける話じゃないですか(;_;)


あのドレスものすんごく可愛くて素敵で綺麗だった(^▽^)

先生!頑張ってアイロンかけてくださいね!
2011年07月28日 10:49
アイあい
まなほっちちゃんへ
そう?まなほっちは、やっぱりとても、感受性が豊かな子なんだね。この話のなかだけで、この人達の気持ちをくみ取ってくれたからこそ、感じるのだと思いました。
将来の夢の実現には、特にこの感じる心が大事だと思えますので、まなほっちの夢のことが、私はますます楽しみになってきたぞ。
2011年07月30日 09:45
まなほっち
私にプレッシャーをあたえないでください(笑)
2011年07月30日 21:19
yotayota
>まなぼっちさんへ
 このお話し読んでウルウルしているヨタヨタ爺さんです。
 水曜日にアイあいへ短時間行きました。
 会えなくて残念!
2011年07月30日 22:08
まなほっち
水曜日すいませんでした
友達と遊んでて( ̄▽ ̄;)
2011年08月04日 11:03
yotayota
>まなぼっちさんへ
 メロドラマみたいに、すれ違いでしたね。
 あっ、「メロドラマ」って昭和世代にしか通用しないかな?

 なかなか会う機会が無いけれど、まなぼっちさんは”自分の為の勉強”してるかな?
2011年08月04日 17:26

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